膜・筋膜について

人体の張力ネットワーク「膜・筋膜」最新知見と治療アプローチ

(医歯薬出版株式会社より抜粋・要約)

これまでの医学では、「どの筋が骨を介してどのような作用をするのか」の研究が主だった。
しかし、近年では「筋膜」の研究が注目される傾向がある。

生体においては筋の力が直接的に腱~骨へと伝達することは少なく、むしろ、筋膜シート上へと、収縮力や張力を伝えることがわかってきたからだ。
また、そのような筋膜シートは、共同筋や拮抗筋にも力を伝達し、各々の関節だけでなく、離れた関節にも影響を及ぼすことも明らかになってきた。

2007年の筋膜の学術大会で、「Fascia」は、「固有の膜とも呼ばれている高密度平面組織シート(中隔、関節包、腱膜、臓器包、支帯)だけでなく、靭帯と腱の形でのこのネットワークの局所高密度化したものを含む。そのうえ、それは浅筋膜または筋内の最奥の筋内膜のようなより柔らかい膠原線維性結合組織を含む」と定義づけられた。

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